平成20年6月27日
ABSセンサ内蔵駆動輪用ハブユニットを開発
~シールとABSセンサを別体とし、軽量化、コストダウンを実現~
株式会社ジェイテクトは、軽量化とアクスルユニットの組立工程の簡素化を実現した駆動輪用の「シール別体型ABSセンサ内蔵ハブユニット」を開発しました。
近年の車両運動制御の進化により、ABSをはじめとしたシステム制御技術が導入されており、足回り部品への荷重が増大しています。そのような状況の中、ハブユニットには、ばね下重量の軽量化やアクスル周辺部品の設計自由度向上のため、小型・軽量化が求められ、ABSセンサには信頼性が求められています。
ブレーキのロックを防止するABSの制御は、車輪の回転速度を検知して行うため、前後輪の軸受周辺にセンサを搭載します。今回の開発品は、ABSセンサをハブユニットに内蔵することで、従来ナックルに必要であったABSセンサ取付座が不要となり、小型・軽量化が可能となります。また、ABSセンサカバーとドライブシャフトとで隙間詰め部位を設けたラビリンス構造とすることで、防水性を高め、従来必要であったデフレクタが不要となり部品点数を削減するとともに、ナックル加工やアクスル組立工程の簡略化により、コストダウンを実現します。ABSセンサは、センサカバーにボルトで固定する脱着式とし、軸受のサイズに関わらず汎用センサを共通で使用することができますので、市場でのABSセンサ交換も容易となります。
当社は自動車の予防安全、部品の小型・軽量化、高効率化による環境にやさしい商品開発を目指してまいります。
- ※ハブユニット
- 自動車の車体とホイールをつなぐハブと軸受をユニット化した足回り部品
- ※デフレクタ
- ハブユニットへの被水性を軽減させる為、ナックルまたはドライブシャフトに設けたラビリンス部材
開発品の特長
- ■ 軽量化
- ABSセンサをハブユニットに内蔵することにより、ナックルのABSセンサ取付座を廃止
(ナックルの設計自由度向上) - ■ 部品点数削減と工程簡略化によるコストダウン
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- (1)
- ABSセンサカバーとドライブシャフトとで隙間詰め部位を設けたラビリンス構造とし、ドライブシャフトのデフレクタが不要となる。
- (2)
- ドライブシャフトへのデフレクタ圧入工程やセンサをナックルへ取り付けるための座面加工や穴の面取り、タップ加工、エアギャップ調整工程などが不要
- ■ ABSセンサの交換容易性が向上
- ABSセンサをセンサカバーにボルトで固定した脱着式とし、ABSセンサの共通化と市場での交換が可能
開発品の外観
開発品の構造図
【構造と特徴】