平成20年11月14日
研削加工における少流量クーラント供給技術(ECOLOG研削 TYPEⅡ)が
2008年度精密工学会技術賞を受賞
~研削加工におけるクーラント使用量の大幅削減が評価される~
株式会社ジェイテクトは研削加工における少流量クーラント供給技術(ECOLOG(エコロジー)研削 TYPEⅡ)において、2008年度精密工学会技術賞を受賞しました。本賞は精密機器の開発および生産加工技術に関する研究・開発を対象として贈られるもので、当社としては1991年の「学習機能を有した研削加工用対話型CNC装置の開発」以来、2度目の受賞となります。
研削加工は切削加工に比べて発熱が多く、また高精度、高品位の要求から、多量のクーラントが必要となります。一方では、環境・省エネの観点よりクーラント使用量を削減する必要があり、当社は研削加工におけるクーラント使用量の削減を重要開発テーマとして取り組んでまいりました。
研削盤では、高速回転する砥石の外周に連れ回り空気流が発生して、研削点へのクーラント供給が阻害されます。そのため、従来は空気流を打ち破るため多量のクーラントを研削点に供給していました。今回受賞したECOLOG研削 TYPEⅡは、研削点上部で砥石の側面方向よりエアを供給して連れ回り空気流を遮断し、少流量のクーラントを研削点へ効果的に供給する技術です。従来と同等の研削性能で、クーラント供給量およびクーラントによる砥石軸損失動力を1/2程度に低減することができました。また、研削点へのクーラント到達度が向上するため、研削焼けを抑制することができ製品品質も向上することができます。
ECOLOG研削 TYPEⅡを搭載した研削盤は、クランクシャフト加工用を中心に約80台販売しております。
省エネ・環境対応型研削加工技術として、生産現場へのさらなる活用が期待されます。
【ECOLOG研削 TYPEⅡによる効果的なクーラントの供給】
従来との比較
【クーラント流量】