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特集 価値創造を支える技術

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次世代超低トルク円すいころ軸受 LFT-Ⅳ

No.1の低トルク性能で、さらなる低燃費化に貢献

地球温暖化などの環境問題への対策として、クルマにはさらなる低燃費化が求められています。ジェイテクトはその課題解決に貢献するため、クルマに使用される円すいころ軸受(ベアリング)においてNo.1の低トルク性能を持つ次世代製品を開発しました。

トルク損失低減をさまざまな面から追究

円すいころ軸受はクルマのトランスミッション、デファレンシャルという駆動系ユニットで多用されており、エンジンの力をタイヤへ伝える過程の各種回転軸を支える役割を担っています。 そのため、摩擦などによるトルク損失をいかに減らすかが、低燃費化に貢献するための重要なポイント。 ジェイテクトでは長期にわたり、さまざまな面から円すいころ軸受のトルク損失低減を目指した研究開発に取り組み、LFT(Low Friction Torque)シリーズとして製品化してきました。 2006年に開発したLFT-Ⅲは、ジェイテクトの同サイズの標準品と比較してトルク損失約50%低減を達成。国内外の自動車メーカーに採用され、低燃費化に大きく貢献しています。 そして2017年、そのLFT-Ⅲと比較してさらに約30%のトルク損失低減を実現するLFT-Ⅳの開発に成功しました。


潤滑油の流れを解析し、保持器の形状を最適化。
潤滑油による撹拌抵抗を大きく低減しました。


LFT-Ⅳ 製品外観。保持器に設計自由度の高い樹脂を採用。

潤滑油による撹拌抵抗をいかに減らすか

円すいころ軸受は、潤滑油で満たされたユニットの中で使用されます。LFT-Ⅳは、軸受内部に潤滑油が必要以上に流入することで生じる撹拌抵抗をいかに減らすかに焦点をあてて開発。CAE(Computer Aided Engineering)を活用し、保持器と呼ばれる部品について、潤滑油流入を抑制できる形状を追究しました。導き出した最適な形状を製品に反映させるため、従来、金属を使用していた保持器に、設計自由度の高い樹脂を採用。こうして大幅な低トルク化を実現したLFT-Ⅳは、デファレンシャルに使用することで燃費を2.5%向上させる効果が期待できます。
「現在は量産化に向けての課題解決に取り組んでいます。これからもさらなる低トルク化へのニーズに応え、技術を通じて社会に貢献していきたいと考えています」


LFT-Ⅳは軽自動車からピックアップトラックまで、あらゆる車種に対応します。

*LFTはLow Friction Torqueの略で、株式会社ジェイテクトの登録商標です。