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2015年

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News Release

平成27年10月26日

次世代超低トルク円すいころ軸受を開発

株式会社ジェイテクトは、自動車のトランスミッションの内部やデフユニットのピニオン支持などに使用される、円すいころ軸受においてNo.1の低トルク性能を誇る次世代製品を開発しました。世界各国の自動車メーカーを中心に、自動車の低燃費化、高効率化に貢献する製品として、今後提案を進めて参ります。

 

1.製品概要

 

・同サイズの当社標準低トルク円すいころ軸受「LFT-Ⅱ」と比較して、最大
  50%以上の損失低減を実現。
 ・量産品で低トルクNo.1の当社「LFT-Ⅲ」と比較して約30%の損失低減を実現。
 ・デフユニットのピニオン支持に使用することで、車両燃費の2.5%向上に貢献。

2.詳細説明

 

円すいころ軸受(以下、TRB)は自動車駆動部品「トランスミッション」、「デファレンシャル(以下、デフ)」の油潤滑下で使用される。しかし、TRBは、ころが傾斜しているため、ポンプ作用があり、「潤滑油粘度が高い」「給油量が多い」「高回転」といった部位(デフドライブピニオン軸支持等)では潤滑油の攪拌損失が大きくなってしまうという問題がありました。

ジェイテクトでは、その潤滑油の攪拌損失の低減に着目し、2006年に軸受内部に流入する潤滑油量を抑制して大幅な低トルク化を実現した「超低トルクTRB(LFT-Ⅲ)」を開発し、商品化。自動車の燃費向上に大きく貢献してきました。

この度、更なる自動車の低燃費化ニーズに応えるため、徹底的に攪拌損失低減を追及した、「次世代超低トルクTRB(LFT-Ⅳ)」を開発しました。
開発品は、設計自由度の高い樹脂製の保持器を採用。CAEを活用した油流れ解析による保持器形状の最適化を図ることで、これまで以上に軸受に流入する油量を低減することに成功しました。

結果として、同サイズの当社「標準低トルクTRB(LFT-Ⅱ)」と比較して最大50%以上の損失低減を実現しています。また、樹脂製の保持器を採用することで、保持器ところとの摺動抵抗低減、保持器の軽量化、耐焼き付き性の向上(無給油焼き付き時間が従来比3倍)などの効果も得られ、今後の駆動系ユニットの潤滑油の低粘度化や油量削減にも対応し、トータルでの燃費改善に貢献します。

3.製品写真

 

製品写真


4.生産関連情報

 

1.量産開始時期 2018年
 2.販売目標   60万セット/年 (2020年時点計画)
 3.生産工場   香川工場、国分工場
 4.その他    軽自動車からピックアップトラックまであらゆる車種に対応
         価格、設備投資など検討中


5.参考:LFTシリーズの世代進化

 

参考


※LFTはLow Friction Torqueの略で、当社の登録商標です。