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2018年

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平成30年05月31日

鉄鋼設備多段圧延機用高性能軸受の開発と
メンテナンスサポート体制の充実

株式会社ジェイテクト(以下ジェイテクト)は、鉄鋼設備の中でも、ステンレス鋼や電磁鋼などの高級鋼板分野で高精度圧延を行なう多段圧延機に使用される軸受について、密封構造を改良することにより、耐久性、密封性、取扱性の向上に成功致しました。
 また、お客様が使用されている軸受を引取り、外輪外径面の再研削やクラウニング加工を実施するメンテナンスサポート体制も確立致しました。
 これらにより、お客様のメンテナンス工数削減を実現し、鉄鋼設備の安定操業に貢献致します。

1.開発背景

 

電磁鋼板は主に発電機、変圧器、モーターに使用されており、近年では電気自動車(EV)の普及に伴い、EVの動力源となるモーター用電磁鋼板の需要が世界的に伸びています。この電磁鋼板を生産するためには高精度の圧延が可能な多段圧延機による加工が必要となります。ジェイテクトは、これまでも多段圧延機用のバックアップロール(BUR)に使用される軸受や、そのメンテナンスツールの提供により、お客様の安定操業に貢献してまいりました。
 このたび、お客様の抱える下記の課題を克服すべく、より高性能な軸受の開発と、更なるサポート体制の充実に取組み、これを実現いたしました。


【現状の課題】

1)重荷重領域での稼動割合の増加および軸受への異物侵入

2)お客様での軸受再研削品の品質確保およびクラウニング加工


多段圧延機/多段圧延機(BUR)/BUR用軸受


2.開発品の特長

 

(1)多段圧延機バックアップロール用軸受の密封構造改良による定格荷重向上および
  密封性向上、取扱性向上

多段圧延機バックアップロール用軸受の密封構造改良による定格荷重向上および密封性向上、取扱性向上



(2)ジェイテクトでのメンテナンス支援体制の確立
 従来、お客様で実施いただいておりましたメンテナンス作業について、お客様でご使用いただいた軸受をジェイテクトで引き取り、外輪外径面にi)再研削加工、ⅱ)クラウニング加工を施し、購入時と同等の品質を保証したうえで再度納入させていただく体制を確立いたしました。
 また、X線回折を用いた測定により再研削最適量のご提案も可能です。
 さらに、お客様で再研削を実施される場合にお使いいただけるメンテナンスツールも取り揃えております。

外輪外径面の再研削対応

<再研削部のイメージ図>



【メンテナンスツール】

メンテナンスツールの充実



3.販売計画

 

【販売目標】 4.0億円/年
【販売先】  国内外のプラントメーカー及び、製鉄所


4.製造工場

 

国分工場(軸受)



<参考>大形軸受技術開発センター

2014年10月に「大形軸受技術開発センター」を設置。
 実際の圧延水の飛散や高温環境下で、高荷重を負荷しながら、低速回転から高速回転までの使用環境を再現できるユニークな研究開発施設です。
 この開発センターで、鉄鋼製造設備の安定稼動を支えるため、軸受の材料開発からシール性能を含めた、トータルの信頼性を向上させる技術開発を実施中です。
 また、この開発センターでは、新幹線や風力発電用の大形の軸受も実際の使用環境の中で試験を繰返し、信頼性の高い製品開発につなげています。
(過去のニュースリリースより)


<鉄鋼製造設備用軸受試験機>

<鉄鋼製造設備用軸受試験機>



ジェイテクトは、軸受事業のブランド「Koyo」に新たにタグライン「Key of your operation」を設定し、お客様とともに課題を解決し、嬉しさを提供するパートナーとして鉄鋼メーカーをはじめ、あらゆる産業に貢献してまいります。