RECRUITING

リアルボイス

制御技術部 システム開発グループ 蒲生 隼大
職種別インタビュー Interview

工作機械・システム事業本部

アプリ開発で、
生産現場のDXに貢献する。

制御技術部
システム開発グループ
蒲生 隼大

生産現場から不要なアナログを取り除く。

学生時代は情報系の学部で多数目的最適化アルゴリズムという分野を研究していました。これは様々な条件から目的に沿った最適なルートを求める、例えばカーナビなどに用いられるアルゴリズムです。私は自動車産業が盛んな愛知県出身で、かつクルマに興味があったので、自身の専門性をトヨタグループの中で活かしたいと思い、ジェイテクトへ入社しました。現在は生産計画や生産管理を効率化するための、アプリケーションの開発を行っています。これまで現場では、数週間分の生産計画をホワイトボードや紙を使いながらアナログで管理するのが当たり前でした。しかし、アプリを導入すれば、どこでもスピーディに、かつ分かりやすく生産計画を管理することができます。私は「現場の改善を実現するためにどんな機能が必要か?」を考える要件定義の仕事を行っています。仕事をする上で上司によくアドバイスをいただくことは「何でもIT化すればいいってもんじゃない」ということ。システムに頼る前にまず、仕事の流れを整理し、改善できるポイントを考えるようにしています。製造部と連携してまず仕事の流れをあるべき姿に整理した上で、エクセルでの作業をアプリ化するなど、デジタル化の推進を支援しています。

インタビューのイメージ

ITによる生産性向上でSDGsにも貢献する。

システム開発をしていて感じるジェイテクトの強みは、開発したアプリを自社の工場で使い、ブラッシュアップしてからお客様に提案できる点です。工場で効果を実証し、さらに改善を加えた上で、付加価値の高い提案が可能になります。また、自動車部品や軸受に加えて工作機械をつくっているのもジェイテクトの優位性につながっています。というのも、完全受注生産の工作機械は、生産計画の途中変更も多く、データの扱い方が量産する商品に比べて難しいです。そんな高度なデータ管理を学べるのは、当社ならではだと感じています。今後もそんな強みをアプリケーションとして具現化することで、IoTやDX関連の事業をより成長させていきたいと考えています。また、最近ではカーボンニュートラルやSDGsなどは、社会的にも重要なテーマになっており、私自身もそこに貢献していきたいと感じています。私が開発に携わった各種アプリケーションによって現場の生産性が向上することにより、工場の稼働時間が短縮され、結果として使用するエネルギーを減らすことができるため、自分の仕事の社会的な意義を強く感じます。会社だけでなく社会の役に立っているという大きなやりがいを持ちながら働ける環境が、ここにはあります。

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