RECRUITING

リアルボイス

産機ソリューション技術部 基盤・インフラ領域技術室 インフラグループ 山田 奈侑
職種別インタビュー Interview

産機・軸受事業本部

設計開発した軸受が、
ダイナミックな
産業機械を支えている。

産機ソリューション技術部
基盤・インフラ領域技術室 インフラグループ
山田 奈侑

求められる軸受を生み出すために、
何でもこなすのが設計開発。

学生時代は材料工学を専攻し、鉄やセラミックスといった無機物の研究を行っていたこともあり、就活時にジェイテクトの軸受工場を見学しました。軸受はあらゆる機械の回転動作をなめらかにする製品です。「真円ってどうやってつくるんだろう」という興味が湧き、ジェイテクトへの入社を決めました。私たちがつくる軸受は、産業機械や風力発電機、農建機、航空機など様々な用途に使用されています。軸受自体は小型の製品ですが、スケールの大きな機械を動かすのに欠かせない、大きな役割を担っています。設計開発職は分かりやすく言うと「何でも屋さん」です。「機械の構造を一新したい」「小型化しながら出力トルクはキープしたい」といった課題を解決するために、コンピューターを使った強度解析・モデリング、工場や仕入れ先との生産対応のやり取りに至るまで、幅広い業務を1人でカバーします。近年、軽量化やカーボンニュートラルといったトレンドの変化が進むにつれて、軸受に求められるスペックは厳しくなってきています。それに対して「高速回転に対応した形状設計」「メンテナンスフリーを実現する新材料の開発」など、求められるニーズに対して様々な切り口で解決に繋げています。軸受は一見鉄の塊でただのサポート役でしょと思われがちなのですが、必要精度はミクロン単位で、アプリケーションによって求められる性能が違い、奥深くて面白いですね。

インタビューのイメージ

技術の良し悪しにキャリアや肩書は関係ない。

仕事をしていて一番やりがいを感じるのは自分が立てた仮説が技術的に正しいと証明されたときです。あるお客様に納品した軸受が想定よりも早く破損してしまうという問題が起こりました。これまでにない破損モードだったので、確立されたメカニズムがなく、社内のベテランメンバーでも頭を悩ませる状況。私はなんとかこの問題を解決したいと思い、会社の資料室に1週間ほどこもって過去の資料を調べました。というのも、入社したての頃、私の尊敬する経験豊富なグループ長が、課題に直面したときに一人で資料室にこもり解決の糸口を探っていたことがありました。その姿を見て、どんなに経験を積んでいようが、常に調べ己で考え、解決の糸口を掴もうとする姿勢が私の目指す技術者の姿だなと非常に感動し、分からない領域でもまずは自分で調べ自身の考えを持つようにしています。その甲斐もあり私の立てた仮説が実証されて、問題を解決できました。尊敬するベテランの方々にも認めていただいたので、とてもうれしかったですね。これはキャリアや肩書で意見の良し悪しが決まるわけでなく、「技術ですべてが決まる」という当社の風土があったからこそ達成できたことだなと感じています。また、どれだけ経験を積んだ方でも、普段の会話の中で「それ面白いね」と目を輝かせている光景をよく目にします。技術者として、そんなふうに自分が面白いと感じることを駆動力にして仕事に取り組めるこの会社の風土はとても好きですね。探求心旺盛で、自分がやりたいことを見つけてトライしていきたいと思う人には、自分の力を活かせる会社だと思います。

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