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プロジェクトストーリー Project Story

コーポレート戦略

事業間のシナジーを生み出し、
社会に必要なイノベーションを創出する。

ジェイテクトは多数のグループ会社を抱えていることもあり、幅広く事業を展開しています。そのため、新たな製品やサービス開発の種となる様々な技術やノウハウがあります。それらの組み合わせによるイノベーションや新規事業をスピーディに具現化していくための旗振り役を担う「コーポレート戦略室」のメンバー、そしてジェイテクトの技術の根幹を担うキーマンに集まってもらい話を聞きました。

  • 小野﨑 徹
    小野﨑 徹
    研究開発本部部長(統括)
  • 安藤 淳二
    安藤 淳二
    コーポレート戦略室室長
    JTEKT TORSEN EUROPE S.A社長
  • 川鍋 明久
    川鍋 明久
    コーポレート戦略室主幹
    営業本部BRマーケティング室室長
  • 高橋 亮
    高橋 亮
    産機ソリューション技術部
    基盤・インフラ領域技術室
    インフラグループグループ長
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市場のニーズと、
無限にあるシーズを結びつける。

【川鍋】

2022年の4月に「コーポレート戦略室」が新設されました。発足の背景にあったのは各事業部が上手く連携しておらず、一つの会社であるメリットが十分に発揮されていないことでした。時代の変化に対応していくためには事業間のシナジー創出が必須。しかし、それを行うためには超えるべき障壁も多かった。そういった課題を解決するための手段としてコーポレート戦略室が誕生しました。

【安藤】

コーポレート戦略室のコアメンバーは3人で、兼任しているメンバーが9人います。兼任メンバーは各事業部、研究開発、営業、経営管理で構成されているので、いうなればコーポレート戦略室は「小さなジェイテクト」です。そんな私たちの役割は大きく3つ。1つ目は、魅力的な製品開発を行うために、各事業部やグループ会社が持っている、技術やシーズをかけ合わせて新たな商品開発を行うための旗振りを行うこと。2つ目は、これまでの事業軸に当てはまらない新規事業の芽が出たとき、タイムリーに対応するための全社的な仕組みや組織体系を考えること。そして3つ目は、「既存の製品を市場にどうフィットさせるか?」と考えるのではなく、「そもそも市場にはどういう製品やサービスが必要か?」と考えて、そのために必要な基盤技術を洗い出し、「じゃあ今日は何をすべきか」という具体的なアクションまで落とし込んで各組織に示すことです。

【小野﨑】

そうしたアクションプランと連携しながら、私が一部を担当する研究開発本部では様々な技術開発を行っています。ジェイテクトはずっと鉄を削ってきましたが、近年では自働化やAIの活用、DXの推進などに力を入れています。今後もAIなどのソフトウェア、DX関連の開発はより加速していくと思います。

【川鍋】

私の管轄であるBRマーケティング室では、新規事業の芽にスピーディに対応するため、お客様へのアプローチ方法を見直しました。これまではお客様からの引き合いを待っている傾向がありました。しかし、軸受と工作機械のお取引による膨大な顧客ネットワークを活かして、市場の動きを察知し、こちらから能動的にお客様に新たな課題解決策をご提案するというアプローチに変えてきています。

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ソフトとハードに精通した、
第一人者になれる

【高橋】

私は様々な産業機械メーカーに納入する軸受の設計を担当しています。電動化などの潮流の変化によって、軸受が使われる部位も設計仕様も変わっていきます。そのため、従来のようなお客様の引き合い起点ではなく、想定される課題を見据えた上でソリューションを提案するように心がけています。各事業部にも未来視点で事業を推進する姿勢が浸透してきているのではないでしょうか。また、軸受や工作機械など、まさに産業の基盤と呼べるような事業を持ちつつ、未来への新事業開発にも積極的というバランスのある会社はなかなかないと思います。

【小野﨑】

研究開発本部では、モノづくりの「加工」に関する研究であったり、AIなどを用いたデータアナリティクスに力を入れています。人口減少社会において、工場の製造における自働化や、AIによる省人化をミッションに掲げています。また、全社的にDX推進にも力を入れているので、その実務部分を担当しています。ジェイテクトという伝統と実績を兼ね備えたモノづくり企業で、AIやWebアプリケーションなどのソフトウェア開発を管轄していて強く感じるのは、自身の仕事が会社に与えるインパクトが非常に大きいことですね。IT企業でソフトウェア開発を行うのは、ある種当たり前。しかし、当社にはまだソフトウェアに精通した人財が多くないので、社内でソフトウェア領域強化の流れをつくり出せるのは面白い部分だと思います。加えて、開発したソフトウェアの実装先であるハードウェアやモノづくりの現場が社内にあるのは、開発者にとってもとても魅力的だと思います。

【川鍋】

ソフトウェアとハードウェア両面での魅力があるというのは、その通りだと思います。私は元々、電動パワーステアリングというソフトウェアとハードウェアを横断した製品の設計を担当していました。その当時から強く感じていたのは、ハードウェア開発とソフトウェア開発、どちらも本質は同じだということ。目的に対する解決手段が、鉄を削るのか、コーディングするのかの違いだけだったりするんですよね。なので、何か上位の部分で達成したい想いを持っている方であれば、その達成手段が豊富にある当社はかなり楽しいと思います。そして、ソフトウェアを開発するにしても目の前でハードウェアが動くのは絶対的な魅力だと感じます。

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やる気ある若手が思いっきり
活躍できる環境を用意している。

【小野﨑】

ちなみにみなさん、今後一緒に働きたいと思うのはどういった人ですか?私のような研究開発の領域でいうと、仕事の性質上、常に最新のテクノロジーをキャッチアップしていくことが求められます。そのため、自発的に情報収集して学び続けられる人が向いてるのかなと思います。

【高橋】

私も共通していて、様々なことに興味を持って学び続ける姿勢がある人です。軸受という製品一つ取っても、納入先には色々な業界のお客様がいらっしゃいます。なので、幅広い視野で業界や製品の勉強が必要になるケースが多いですね。

【安藤】

少し精神論に寄りますが、情熱的かつ協調性の高い人が魅力的です。ジェイテクトでは、世界中のグループ会社のメンバーと連携して、高いレベルでの開発を推進していくことが求められます。そういった状況のなかでは、熱意を伝播させて、個人の夢や目標を「ジェイテクトドリーム」としてみんなのゴールに昇華させていくことが重要です。そういった雰囲気が醸成できればプロジェクトは上手くいくことが多いです。そして、当社はそういった仕事の進め方に必要な熱意を持つ若手を、信頼して任せる文化が根付いています。

【川鍋】

若手が活躍しやすい環境であるのは、本当にその通りだと思います。私たちもまだまだ若いつもりでいますが、これから入社される年代の方々はやはり、我々にはない目線を持っている。私たちはそういった視点から生まれる意見が聞きたいので、遠慮なく発信していって欲しいです。我々の知見を使う気持ちで、思い切り活躍してほしいですね。