STORY#01入社動機

現場配属前に、しっかり準備できる
研修環境に惹かれた

工業高校でモノづくりの面白さを知り、製造業に進みたいと考えていました。一つひとつ部品を組み立て、目の前で完成品として出来上がったときの達成感が好きだったからです。社会人である兄が自動車部品製造に携わっていたことも、モノづくりに関心を持つきっかけになりました。

ジェイテクトは、高校の野球部の先輩が多く活躍している会社で、よく話を聞いていました。
高等学園で、現場配属前にしっかり基礎知識を身につけられることや、配属後のサポートが充実していること、学びの一環として海外研修に行けることなど、学園生として1年間を過ごすメリットを教えてもらいました。
また、地元から離れて就職する僕にとって、寮生活の環境の良さも魅力の一つでした。同期が多く仲間を作りやすいところにも、安心感がありましたね。

STORY#02高等学園で学んだこと

報連相や期限を守る大切さ、
社会人の基礎をすべて教えてくれた

高等学園での1年間は、社会人としての基礎力を学べた貴重な時間でした。
まず教わったのは、上司や先輩への報告・連絡・相談の大切さ。そして、分からないことは一人で解決しようとするのではなく、すぐに聞くことでした。提出物の期限は必ず守ること、遅れないように逆算して行動することなど、働く上での基本行動も学園生時代に徹底されました。

自動車部品製造の仕事は、進行スケジュールに遅延があれば、その後の作業工程に影響を及ぼします。
「提出期日が守れないと、現場に入ったときにこんな風に困ることになる」と、指導員の皆さんが仕事と結びつけて教えてくれたことで、今も、後工程を担う方の立場を想像して動けるようになりました。

誰もが不安を抱えて入社する1年目に、働くマインド面でも、技術や知識面でも、しっかり準備ができるジェイテクトの環境はとても恵まれていると思います。僕自身も、学園生の同期と一緒に学び、寮で生活したことで、身も心もぐんと成長させてもらいました。
寮から高等学園に通うときも、帰るときも、食堂でご飯を食べるときもお風呂に入るときも、いつも仲間がいて何でも話せる。そんな濃厚な1年があったから、今、それぞれの現場で働く仲間を思って、「自分も頑張ろう!」と思えます。

STORY#03学んだことはどう生きているか、
仕事のやりがい

設備異常をとらえ、
スムーズな作業環境を作り出す

現在は、花園工場でステアリング(自動車のかじを切る装置全般)の製造を担当しています。学園生のとき、一通り学んだ技術の中でもステアリングの組立技術が一番得意だったからです。自身の第一希望として考えていたところ、指導員の方も適性を見て配属先として決めていただけました。

僕の役割は、製造設備に異常が発生した場合に処置を行うこと。設備自体のトラブルを回避したり、原因を突き止めて対処したりと、製造工程がスムーズに進むよう整備しています。
作業者の方がつくったステアリングは、「性能検査機」を通り、問題なく次の工程に進めるか判定が出ます。NG判定となれば原因を探り、作業をやり直していく。そうしたトラブルシューティングにより、不備のない高品質な部品を送り出せているのです。
製造ラインでは、作るべき製造部品量に対して実際の製造量を示す「可動率(べきどうりつ)」が出るので、仕事の達成感が分かりやすいです。可動率が100%に近いと、「スムーズに作業が進んでいる」「作業者のフォローを頑張ってよかった」と、成長を実感できる。チームワークを感じながら働けているところも、仕事のやりがいにつながっています。

設備異常にはさまざまなケースがあり、不備が生じても処置方法や原因がわからないことも多くあります。その都度上司に教えていただいていますが、何を聞いても明確に教えてくれる上司の知識量にはいつも感動します。これからも、自分からどんどん質問をしてコミュニケーションをとり、一つひとつ知見を増やしていきたいです。