よくある質問

ホームエレベーターについて

油圧式のエレベーターとはなんですか?また、どんなメリットがありますか?
油圧ユニットからの送り出された油で油圧シリンダーが押し上げられ、直接エレベータールームを昇降させる方式です。
シンプルな構造で故障が少なく、ロープ式に比べるとショックが小さく、滑らかな動きが特徴です。運転音も静かなので、早朝や深夜でも気兼ねなく使用できます。また、全荷重を地面で直接受けるためロープ式に比べると、建物への荷重負担は小さくなります。
ホームエレベーターの使用者の条件は?
エレベーターを設置する住宅に同居する家族に限ります。
操作は、十分な判断力と操作能力を有する家族によって行なうように
定められています。

仕様・機能について

使用中、停電になったらどうなりますか?
ホームエレベーターに標準装備されている停電時自動着床装置が働き、使用中に停電してもそこで止まってしまうことはありません。
バッテリー運転により、照明が点灯、最寄り下階まで自動運転をし扉を開きます。したがって、停電により閉じ込められることはありません。電源が復旧するとエレベーターも通常運転できます。
停電時自動着床装置(バッテリー)の寿命はどのくらいですか?
停電時自動着床装置(バッテリー)の交換は、およそ2年が目安となります(交換は有償)。
バッテリーの状態は定期点検時に必ずチェックしています。容量低下(バッテリー寿命)の時は警告音(断続音)がなります。警告音がなった時は、直ちにエレベーターを休止し、メンテナンス会社へ連絡し復旧作業を受けるようにお願いします。
安全のため、警告音はメンテナンス会社の技術員が処置をするまで止まらないようになっています。
使用中、地震がおきたらどうなりますか?
地震のときは絶対に使用しないでください。
速やかに最寄りの階で下りてください。
大きな地震があった場合は、空運転(人が乗らないで、上昇、下降運転)をして、異常のないことを確認してからご利用ください。
また、専門技術員の点検を受けることをお勧めします。
電話機はどのように接続するのですか?
ホームエレベーターかご内には、非常時の外部連絡用として電話機を標準装備しています。
万一の場合に備え、外部と連絡をとることができるよう、建物内の電話線と必ず接続をお願いしております。
電話をご利用いただくには、別途下図の電話工事を行っていただく必要があります。
家庭内の電話機等へは中継ボックスを準備し、これを経由して配線してください。
また、かご内電話機接続のため、中継ボックスからエレベーター昇降路内壁のモジュラージャックまでを準備してください。(かご内電話機から昇降路内壁のモジュラージャックへの繋ぎ込みはジェイテクトにて施工いたします。)

電話回線の接続

電話回線の接続

住居内でIP電話をご使用の場合

ホームエレベーターかご内の電話機は緊急時の使用を想定しており、一般固定電話回線(NTT等)専用としています。
お客様がブロードバンド回線(CATV、ADSL、光 など)のみをご契約され、IP電話をご使用される場合は、下記の理由などにより緊急時に電話機がご使用できない場合があります。
ホームエレベーターを安全にご使用いただくために、必ず一般固定電話回線をご契約いただき、ホームエレベーター内の電話機へ接続をお願いします。

IP電話ご使用時の注意点
  • 『110』『119』などの緊急通話が使用できません。
    ※当該事業者のサービス内容により、一部異なります。
  • 停電時には、使用不可能となります。
    ※当該事業者の設備によっては、無停電電源装備の設置など、お客様宅側で停電時の対策をされることにより、使用可能となります。
  • ご使用状況により、通話品質が不安定な場合があります。

住居内でIP電話をご使用の場合

※1:IP電話対応機器の接続は通信事業者により機器の種類、方法が異なりますので、詳しくはご契約の通信事業者へお問い合わせください。
※2:光回線終端装置は、ご契約の通信事業者により機器の種類および接続方法が異なります。詳しくは、ご契約の通信事業者へお問合わせください。

メンテナンスについて

メンテナンス契約をしていない時はどうなりますか?
エレベーターの所有者には、常時適法な状態に維持するように、努めなければならない…と、建築基準法第8 条で義務づけられています。メンテナンス契約されていない場合には、都度有償にて出動となります。
長年にわたって安全な運行を維持するためには、専門技術員による定期的な点検が必要です。メンテナンス会社とのメンテナンス契約をお勧めします。(メンテナンス会社とお客様との直接契約となります。)
万が一、閉じ込められた場合、家中の鍵がかかっていたらどうなりますか?
メンテナンス契約を結ぶ時に、鍵がかかっていた場合の進入経路を確認いたします。(誰に連絡するのか、どの窓を壊すのか等)
メンテナンス契約では、万が一の場合の事も想定しておりますので安心です。
万が一、閉じ込められたら直ぐに来てくれますか?
万が一閉じ込められた場合は、かご内に設置してある電話機で、メンテナンス会社の緊急センター(電話番号はかご内に貼ってある銘板に記載しています。)へ連絡して下さい。
エレベーター内に閉じ込められた場合は、原則として1 時間以内に駆けつけます。24 時間365 日いつでも出動できる緊急体制をとっています。このときの出動料金は、 メンテナンス料金に含まれています。
※ 閉じ込められた場合は、安全のため、無理にかごから出ないで下さい。(かご内から扉を開ける手段はありません。)
維持費(ランニングコスト)はどのくらいですか?
毎月の電気代は約400円程度です。(1ヵ月・毎日20回使用の場合)
油圧式は下降時に電力を使わないのが特徴です。また一定時間使用しない場合は、自動的に照明をOFFにする機能もあり、省エネにも配慮しています。
メンテナンス料金は、年58,000円(税抜き)です。
(詳しくはメンテナンスのページをご覧ください。)
停電時自動着床装置のバッテリーの交換はなぜ必要なのですか?
交換時期を過ぎたバッテリーを使っていると、停電が発生した時に停電時自動着床装置が正しく動かず、「閉じ込め」などの事故が発生することがあります。
そのため、必ず交換時期での定期交換を行なってください。