平成19年6月25日
電動パワーステアリング用ホールIC式トルクセンサの適用拡大
~信頼性を向上、2010年の欧州新安全規格に対応~
株式会社ジェイテクトは、完全な二重系の機能を備え信頼性を向上させた電動パワーステアリング(以下、EPS)用のホールIC式トルクセンサを開発・量産化し、今後EPSへの適用拡大を進めてまいります。
EPSは、ステアリングホイールの操舵力をトーションバーのねじれからトルクセンサで検出し、そのトルク信号がコントロールユニットに送られます。コントロールユニットでトルク信号と車速信号に応じてモーターのアシストトルクを算出し、操舵力をアシストします。
<性能の向上>
新たに開発したトルクセンサは、デジタル演算機能、不揮発性メモリ、温度補正機能を1チップに内蔵した高機能ホールICを採用したことにより、トルク検出精度を向上させるとともに、従来の2ボビン式のトルクセンサに比べ、温度変化による特性変動を30%向上させることに成功しました。これにより、エンジンルーム内での高温使用環境においても安定した操舵フィーリングを実現しました。
<安全性の向上>
信頼性については、検出部にホールICチップを2個使用し、二重化を実現、これにより2つのセンサの出力差を監視することで、検出部の故障検出率を向上させました。また、IC化により部品点数を削減することで、故障率を低減しました。
ホールIC式トルクセンサは、2010年以降に制定されます欧州新安全規格に対応した安全性の高い商品であり、今後EPSへの全面展開を進め、自動車の安全に貢献してまいります。
【ホールIC式トルクセンサの外観】

【ホールIC式トルクセンサの構造】
