JTEKTブランド中型円筒研削盤の販売開始
~価格を削れ、品質は削るな。~
株式会社ジェイテクト(本社:愛知県刈谷市、社長:佐藤和弘、以下「ジェイテクト」)は、円筒研削盤をリニューアルし、JTEKTブランドの小型円筒研削盤G1 Seriesを4月に販売開始、これに続き中型円筒研削盤であるG3 Seriesを開発し、11月8日に販売開始いたします。また、同日から東京ビッグサイトで開催される、第31回日本国際工作機械見本市「JIMTOF2022」に本機種を出展いたします。
開発コンセプト
すべてのお客様にジェイテクトの円筒研削盤を、もっと使いやすく、もっと身近にお求めやすくをコンセプトとし、お客様だけの最適仕様を実現できる円筒研削盤を開発しました。
「価格を削れ、品質は削るな。」をキーワードに、信頼の高いTOYODA研削盤の技術を受け継ぎ、機能を高めながらもお求めやすい良質廉価なジェイテクト円筒研削盤をご提供します。
一般機械、スピンドル、ロール、工具、ツールホルダなどの研削に最適で、誰でも簡単に熟練加工ができるType Gと究極の高品質を実現するType Lをはじめ、5タイプすべてを販売します。
G3 Series Type G、Type Lの主な特長
・抜群の品質
「変形」「熱変位」「振動」といった抑え込むべき3要素を極限まで低減します。ベッドは「変形」と「熱変位」の複合解析で機械構造の最適解を反映した設計を行いました。また、といし軸回転精度0.016μmで低振動の「STAT BEARING」を搭載することで高剛性と低熱変位の最適構造を実現。寸法変化従来比30%低減を達成しました。
・こだわりの操作性
らくらく自動決定機能は、工作物の剛性や加工寸法などの入力で最適な研削加工条件を自動決定でき、プログラム作成時間を1/4に短縮し、単品加工の効率向上に貢献します。また、世界No.1ステアリングメーカーの技術を応用した新機能、作業経験豊富なベテランの方に満足いただける「ステアバイワイヤハンドル」を搭載します。といしと工作物の接触をハンドルに伝えることで、手動機のように手に伝わってくる感覚を頼りに1μm台の精度を確実に実現することができます。
・さらなる高精度
最高位の精度レベルを実現するType Lにはサーマルマネジメントシステムを搭載しています。熱対策に加えてといしの摩耗量を正確に把握することによりクラスNo.1の寸法変化±1.5μmを達成することが可能となりました。
・カーボンニュートラルへの貢献
スリープIN・ウェイクUP機能により、非加工時間の消費電力を最大75%削減します。また、ジェイテクトフルードパワーシステム製の省エネ油圧ユニット「トヨパックECOⅡプラス」は、インバータ制御により消費電力従来比50%削減を達成しました。これらの消費電力削減効果により、CO2排出量を3t/年削減します。
販売開始時期
2022年11月8日
販売定価
(税込み)
Type R: ¥32,800,000~
Type S: ¥28,500,000~
Type B: ¥23,300,000~
Type G: ¥12,000,000~
Type L: ¥18,000,000~
今回の開発品を通じて貢献可能なSDGsの目標
【7.3】 2030年までに、世界全体のエネルギー効率の改善率を倍増させる。
【9.4】 2030年までに、資源利用効率の向上とクリーン技術及び環境に配慮した技術・産業プロセスの導入拡大を通じたインフラ改良や産業改善により、持続可能性を向上させる。全ての国々は各国の能力に応じた取組を行う。
【12.5】2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。