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環境対応型研削加工技術の開発(ECOLOG研削 TYPEⅡ)が
「2008年度日本トライボロジー学会技術賞」を受賞

当社の環境対応型研削加工技術(ECOLOG(エコロジー)研削 TYPEⅡ)が社団法人日本トライボロジー学会による「2008年度日本トライボロジー学会技術賞」を受賞しました。
 本賞はトライボロジーに関する実用化技術で、品質・性能などの優秀性が認められ、今後の社会貢献が期待できる業績に対して贈られるもので、本技術はクーラント使用量の削減により、生産現場において省エネルギー、環境に大きな貢献が期待できることが評価され今回の受賞に至りました。

研削盤では高回転する砥石の外周に連れ回り空気流が発生し、研削点へのクーラント供給が阻害されます。従来はこの空気流を打ち破るため、多量または高圧のクーラントを研削点に供給していました。今回受賞したECOLOG研削TYPEⅡは、研削点上部で砥石の側面方向からエアを供給して砥石の連れ回り空気流を遮断し、少流量のクーラントを研削点近傍に効率的に供給する技術です。これにより、高能率研削領域においても従来のクーラント供給方式と同等の加工性能を発揮しながら、クーラント供給量およびクーラントによる砥石軸損失動力を従来比2分の1程度に低減することができました。さらに、研削点が上下に大きく移動するクランクシャフトピン研削では研削点へのクーラント到達度向上により、加工面品位も向上させることができ、既に多くの研削盤に搭載されています。

【ECOLOG研削 TYPEⅡによる効果的なクーラントの供給】

効果的な供給

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