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2009年 横山社長 年頭所感

新年明けましておめでとうございます。新しい年の初めにあたりご挨拶申し上げます。

昨年後半の米国金融危機をきっかけとした急激な世界の金融経済危機の波は、国内企業の業績や雇用にも大きな影響をもたらしました。当社におきましても、改善活動を中心とした収益確保の取り組みを行って参りましたが、世界経済の環境変化のスピードは予想をはるかに上回り、極めて不透明な状況にあるといえます。
このような状況の中、ジェイテクトは4年目を迎えました。
昨今の急激な環境変化は、グローバルでの大津波であり、未だかつて金融問題が世界経済にこれほど早く影響を与えたことはありませんでした。まさに潮目の変化ではなく、企業体質がダイレクトに問われる時代が到来したと言えます。
『潮目の変化から、時代の変化へ』激変する、昨今の環境変化に対しては、「変えるべきこと」「変えてはいけないこと」の見極めが極めて重要となります。そのためには、これまで以上に『現場の変化を自らの目でしっかり捉えること、変化に即応すること』が不可欠となります。また、時代の変化とは、今までの管理サイクルのスピードでは通用しなくなったことを意味します。変化のスピードに合わせて管理サイクルを徹底的に縮める取り組みが不可欠であり、すべての行動が、原価低減につながる取り組みであることが必要です。
しっかりと足元に目を向け、原点に戻り、企業体質・収益体質を強化するチャンスと受け止め、「将来の成長に備えた土台づくり」を元気良く、全社一丸となって取り組みます。それらを実現するための、ベースとなる取組みについて重点となる以下の3点をご紹介いたします。
まず、「安全」については、「自分の体は自分で守る」ことが、すべての基本である、という意識を社員一人ひとりが持ち、管理監督者は、不安全状態、不安全行動を絶対に許さないという「こだわり」を持ち、作業標準を遵守した取り組みを徹底いたします。
次に、「品質」ですが、不良ゼロを実現するために「質の向上」に取り組む必要性がより増しており、2009年度は、「自工程完結」の徹底した取り組みを実践・定着させることで、「企業体質の変革」に取り組みます
3つ目に、「収益力向上」の取り組みとして、より一層の「源流重視」で「総力を結集」し、現場の変化を自分の目でしっかり捉え、その変化スピードに合わせて管理サイクルを限りなく縮めることで、コストパフォーマンスを向上いたします。

この時代の先には、それぞれの分野において新しい方向性やニーズが生まれ、各業界の中でもポジションの変化が起こる可能性があります。常に変化の状況を見極め、次のビジネスチャンス到来に向けた「怠りなき備え」を進めます。
最後になりますが、本年が皆様にとっても良い年になりますように心からお祈り申し上げ、年頭の挨拶とさせていただきます。

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