ジェイテクトが支援する東海大学ソーラーカーチームが
「Carrera Solar Atacama」で初出場・初優勝
チリ共和国で11月13日から17日に開催されたソーラーカーレース「カレラ・ソーラー・アタカマ」において、当社の軸受を搭載した、東海大学ソーラーカーが初出場・初優勝を果たしました。
この大会は、標高差3,400メートル超のアンデス山脈のコースの中を、太陽光だけをエネルギー源にして4日間で計1,082kmを走破する過酷なレースです。東海大学は全工程を15時間20分で走行し、2位のチリのチームに9分差をつけて優勝しました。
今回ジェイテクトが提供した軸受は、駆動輪用軸受(インホールモーターのモーター支持用)と従動輪用軸受(駆動しない車輪の支持用)に分かれています。駆動輪用軸受のボール、内輪にはセラミックを採用することで“軽さ”(重さを軽く、抵抗を軽く)を徹底的に追求。これにより、エネルギー(動力)の損失を軽減し、効率よく駆動輪へ伝えることができ、レース勝利に向けての技術貢献をしています。また、保持器は、材料や形状の見直しを行い、従来品と比べ強度を向上させ耐久性を高めています。
今回の東海大学ソーラーカーチームの優勝において、当社の技術が貢献できたことを喜ぶとともに、引き続き様々な分野において省エネルギー・高効率技術をはじめ様々な技術で社会に貢献してまいります。
※1 Carrera Solar Atacama
太陽光発電で得られるエネルギーのみを使い、チリ共和国の北部にあるアタカマ
砂漠を走るソーラーカーレース。
※2 東海大学ソーラーカーチーム「Tokai Challenger」
オーストラリアで開催される世界最大級のソーラーカーレースであるワールド・
ソーラー・チャレンジにおいて、2009年、2011年と2連覇を達成したチーム。
また、南アフリカ共和国で開催されるサソール・ソーラーチャレンジ・サウス・
アフリカでは、2008年、2010年、2012年と3連覇を達成している。