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2017年 社長年頭挨拶

先行きの見え難い経営環境の中、No.1&Only Oneの技術を磨き、
次の10年に向けて更なる飛躍へ

新年、明けましておめでとうございます。
本年も、このように皆さんと健やかに新年を迎えることができましたのは、仕入先の皆様をはじめ、多くの取引先の皆様や、行政や地域社会の皆様、そしてジェイテクトの商品をお使いいただいている、全てのお客様のお蔭です。ここに改めて深く感謝したいと思います。

さて、次の10年に向かって行くにあたり、昨今の状況を振り返ってみたいと思います。

皆さんも記憶に新しいと思いますが、昨年6月の英国のEU離脱問題や、11月には米国大統領選でのトランプ氏の勝利など、昨年は世界的な枠組みが変わりかねない、大きな動きが相次ぎました。事実、為替や株価もこうしたニュースを受けて、急激かつ大幅に変動したこともあり、我々は今後もこうした動向を、注意深く見守って行かなければなりません。

私が着任してから、アベノミックスの影響のもと、比較的に為替が安定的に円安傾向で推移し、緩やかな景気回復基調にありましたが、このような幸福な時期は、既に過去のものとなってしまったのかも知れません。

そうした中、中期経営計画のローリングも今年で3回目を迎えます。各部門が中期経営計画の達成に向けて取組んできた結果、中期経営計画に対する社内理解も浸透し実行されていると感じています。ただ、改めて強調したいことは、ローリングといっても、毎年5年先の絵を書き換えればよいというものではないということです。5年先のありたい姿に向けて、今何をやるか、具体的な業務計画に落とし込み、PDCAを回していくことではじめて中期経営計画達成への道筋ができてきているということです。
2017年度は、改めて全職場で中期経営計画に基づいた方針管理を徹底するための手を打っていきます。各人の業務と上位方針との関連性を結びつけ、当事者意識を持ち、自分事として方針達成に取組むことを推進します。

2016年度も残す所あと3か月。当初立案した本年度目標の必達に向け、各事業で本腰を入れたラストスパートを進めてまいります。

昨今、自動運転技術の本格化や水素自動車の生産・販売開始、さらには、IoT、Industrie4.0といった技術革新など、様々な分野、産業で、当社の事業に関わる大きな時代の変化が起こっています。これら世界の技術革新の流れの中で、ジェイテクトグループの技術は、まさにその中心的な役割を担うものだといっても過言ではありません。
しかしながら、こうした大きな時代の変化に対しては、競合各社も力を入れて取組んで来ることは明らかです。環境変化に対するアンテナを高くし、少しでも他社をリードする強い意識を持って、ジェイテクトの持つNo.1 & Only Oneの製品・技術にさらに磨きをかけていきます。
このような努力を重ねることによって、はじめてジェイテクトグループが、世界に冠たるNo.1 & Only Oneの企業グループとして、より強く、より大きく、発展し続けることができると考えております。

これから新しい10年が始まります。
皆様と一緒に、どんな素晴らしい絵を描いていけるのか、本当に楽しみです。ジェイテクトグループとして自信と誇りを胸に、次の10年に向けてさらなる飛躍を目指していきます。

最後になりましたが、本年も、皆さんとご家族にとって素晴らしい1年でありますように心から祈念し、私の新年の挨拶に代えさせていただきます。

安形哲夫

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