平成22年度入社式 社長挨拶

皆さん、入社おめでとうございます。
社会人としての第一歩を踏み出された皆さんを、お迎えできたことを大変うれしく思うとともに、大いに期待し、全社をあげて歓迎します。

社会人として、ジェイテクト社員としての心構えを3点申し上げるので、皆さんのこれからの行動指針としていただきたい。

第1点目は、『若者らしく何事にもチャレンジし、最後までやり遂げる』ということ。
“働く”ということは、自分自身が成長し、喜びを体験できる機会である。今後、仕事をする中で、今までに経験したことが無い、難しい問題に直面することがあると思う。その際には、先ず、「真の目的は何か」を繰り返し考えること。そして、「現地・現物」、つまり現場へ行き自分自身で事実を“見て”、“聞いて”、“確認する”こと。また、失敗した際は、そこから何を学び、いかに次の機会に活かしていくかということが重要である。そして、失敗を恐れずチャレンジし、何事にもすぐに諦めたり、投げ出したりせず、最後までやり遂げて欲しい。

2点目は、『コミュニケーションを活発に取り、1日も早く職場の一員としてとけこみ、チームとして仕事に取り組む』ということ。
会社は、多くの人が力を同じ方向に向け、結集することで、個人では出来ない大きなことを実現する組織である。そのベクトルを合わせ、結束力を生み出すのに重要となるのがコミュニケーションである。これから各職場で、立場や年代、価値観の異なる様々な人と関わりをもつが、自分とは異なる価値観を認め合い、皆さんにとって厳しいことや耳障りの良くないことも含め、職場の人とコミュニケーションをしっかり行なうことが必要である。先ずは、職場で円滑な人間関係を築き、うまく溶け込んで欲しい。その為には、元気良く挨拶する、分からないことや疑問に思うことは積極的に聞く、助言や忠告を素直に受け止めそれを試してみる、そのような基本的な行動が重要である。また、自分の意見を述べるだけでなく、自分と考えの異なる人の意見に耳を傾け、交流することにより自分自身を成長させることができると思う。

3点目は、『健康管理は自分自身が責任を持って行なう』ということ。
健康管理は社会人として基本であり大切な義務である。毎日元気に仕事をする為にも、基本は健康であること。自分の健康は自分で守ることを徹底して欲しい。

以上、申し上げたが、これから日々の自己研鑽に努め、自分が「主人公」として活躍するという強い気持ちを持って、仕事に取り組んで欲しい。

最後に、皆さんが抱いている夢や希望、そして新鮮な気持ちを忘れることなく、ジェイテクトという会社を通して、皆さん一人ひとりが成長できることを祈念する。