中国でピニオンアシストタイプのＥＰＳ現地生産開始

株式会社ジェイテクトは、日本、欧州に続き中国でのピニオンアシストタイプの電動パワーステアリングシステム、「Ｐ－ＥＰＳ」の生産を、中国の現地法人 捷太格特轉向系統（厦門)有限公司　（JTEKT STEERING SYSTEM （XIAMEN）：JSSX）にて開始しました。

1.　現地生産の背景

株式会社ジェイテクトは、自動車産業の最大規模市場である中国において、ピニオンアシストタイプの電動パワーステアリング「Ｐ－ＥＰＳ」の現地生産を開始しました。中国地域では自動車市場の需要の多様化が進み、グローバルで市場を展開する自動車メーカーのニーズに対応するために、コラムアシストタイプの電動パワーステアリング（C-EPS）、油圧パワーステアリングに続きＰ－ＥＰＳの生産を開始し、中国での現地生産を進めるカーメーカーに供給。
ＪＳＳＸは、2005年に中国市場のステアリング生産拠点として設立、2007年にＣ－ＥＰＳの生産を開始しました。
ジェイテクトは中国市場を事業拡大に欠かせない重要な成長市場と位置づけ、2010年にはテクニカルセンターを立ち上げ、製品開発体制の強化をすすめています。
今回のピニオンアシストタイプの電動パワーステアリングの生産をはじめ、生産品目の充実と生産能力の増強により、中国に進出する日系自動車メーカー・欧米自動車メーカーへの顧客対応力の向上に取り組んでまいります。

2.　現地法人の概要

3.　参考：車両セグメントと推奨ステアリングシステム

○：JSSXで生産するパワーステアリングの種類

工場外観

P-EPS写真