2015年 社長年頭挨拶
一人ひとりの「考動」で強靭なジェイテクトグループの確立を！

新年、明けましておめでとうございます。
謹んで新春のお慶びを申し上げますとともに、新年のはじめにあたりご挨拶申し上げます。

さて、昨年は円安が定着する中、消費税増税の影響からも緩やかに回復し、また輸出環境の改善や市場の回復もあったことから、当社の業績も増収増益を達成できるところまでまいりました。しかしながら、為替の恩恵があったことを意識し、引き続き危機感をもって、体質改善の努力を更に推し進めていく必要があります。

昨年4月に当社では、「JTEKT GROUP VISION」と中期経営計画を発表いたしました。「JTEKT GROUP VISION」は、「No.1 & Only One –より良い未来に向かって-」とし、「価値づくり」「モノづくり」「人づくり」で世の中に貢献していくという、世界中のジェイテクトグループ社員が目指すべき姿として策定いたしました。また中期経営計画は、「JTEKT GROUP VISION」の実現に向けて具体的な戦略と道筋を明確に示すため、事業別に5ヵ年計画を策定し、年度ごとの達成状況および環境変化を踏まえて毎年ローリングしてまいります。

海外の競合メーカーの合併や事業強化、トヨタグループの部品メーカー再編など、グローバル規模で大きな合従連衡が始まっています。また、製品技術面でも自動運転技術の本格化や世界初のFCVの発売など、今後の大きな変化を予想させる動きが着実に進んでいます。
我々もこうした大きな流れをリードしていけるように、中期経営計画を指針に、一人ひとりが自ら考え行動する「考動」が重要だと考えております。グローバルでの環境変化に立ち向かい、強靭な体力を持つジェイテクトグループを目指して、頑張ってまいります。

最後になりましたが、皆様にとって本年が輝く1年でありますよう心から祈念し、私の新年の挨拶とさせていただきます。