サステナビリティ・リンク・ボンドの発行について
株式会社ジェイテクト(本社:愛知県刈谷市、取締役社長:近藤禎人、以下「ジェイテクト」)は、国内社債市場における公募形式により、サスティナビリティ・ESG目標の達成状況によって債券条件が変化するサステナビリティ・リンク・ボンド(以下、「本社債」)を発行する予定であり、本社債発行に向けた社債の訂正発行登録書を関東財務局長に提出しました。
ジェイテクトは、「環境チャレンジ2050」を策定し「All for One Earth」をスローガンに、かけがえのない地球を次世代につなぐためのチャレンジをし続けています。カーボンニュートラル達成のためにScope1、2、3すべてにおいてCO2排出量削減をすすめ、自社の生産活動に関連するScope1、2においては2035年にカーボンニュートラル達成を目指しています。
本社債の発行により調達した資金を通じて、ジェイテクトグループとしてのCO2排出量の削減、カーボンニュートラル達成をはじめとした環境活動とソリューションプロバイダーとしての事業活動を加速させていきます。
本社債の概要
ジェイテクトグループ全体で2035年のカーボンニュートラル達成を更に推進するため、2026年度から2030年度までのScope1,2におけるCO2排出量の削減目標をサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(SPTs)※1に設定したサステナビリティ・リンク・ファイナンス・フレームワーク(以下、「フレームワーク」)を策定しました。フレームワークに則りCO2排出量削減目標に達しているか否かにより、ジェイテクトは排出権等の購入を行います。
社債の名称 | 株式会社ジェイテクト第13回無担保社債(社債間限定同順位特約付) (サステナビリティ・リンク・ボンド) |
発行年限 | 5年 |
発行額 | 最大200億円 |
条件決定日 | 最速11月下旬 |
KPI | Scope1,2におけるCO2排出量の削減率(2021年度比) |
SPTs | 2027年度にScope1,2におけるCO2排出量を28.2%削減 (判定日:2028年12月31日) |
債券の特性 |
SPTsが判定日において未達成の場合、償還日までに社債発行額の0.25%相当額の排出権(CO2削減価値をクレジット化したもの)もしくは証書(グリーン電力証書、非化石証書、I-REC等)を購入します。 |
主幹事証券会社 | SMBC日興証券、大和証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券 |
フレームワークの策定においては、第三者評価機関の株式会社日本格付研究所(以下、「JCR」)より、国際資本市場協会(The International Capital Market Association、以下「ICMA」)が定めるサステナビリティ・リンク・ボンド原則2024※2をはじめとした各種原則・ガイドライン等に適合している旨の第三者意見を取得しています。また、フレームワークの策定及び第三者評価取得のための助言等を通じて、サステナブル・ファイナンスの支援を行う、ストラクチャリング・エージェントとして、SMBC日興証券株式会社、株式会社三井住友銀行の支援を受けています。
※1:サステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(SPTs)
SPTsとは、サステナビリティ・リンク・ボンドにおける債券条件のよりどころとなる、重要業績評価指標(KPI)によって測定され、事前に設定されるターゲット目標
※2:サステナビリティ・リンク・ボンド原則2024
国際資本市場協会(ICMA)が2024年6月に公表したサステナビリティ・リンク・ボンドの商品設計、開示及びレポーティング等に係るガイドライン
<ご参考>
■ジェイテクト サステナビリティ・リンク・ファイナンス・フレームワーク2024
https://www.jtekt.co.jp/ir/sustainability_bond.html
■JCR 第三者意見
https://www.jcr.co.jp/greenfinance/
■第二期中期経営計画
https://www.jtekt.co.jp/assets/uploads/2024/08/files/24_26_JTEKT_Group_2030_Vison_JPN.pdf
■ジェイテクトグループでのSBT(Science Based Targets)認定を取得
https://www.jtekt.co.jp/news/2024/003950.html