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激闘の末、見据える未来。ジェイテクトStingers選手インタビュー

ジェイテクトStingers 相澤桃李、小川翔悟、永渕雄大

バドミントンの日本最高峰リーグであるS/Jリーグ2025の戦いが先日幕を閉じました。ジェイテクトのバドミントンチーム、ジェイテクトStingersのキャプテンである相澤桃李選手、小川翔悟選手、永渕雄大選手の三名にシーズンを終えての思い、そしてこれからの目標を語ってもらいました。そして後半のページでは選手同士だからこそ引き出せる本音たっぷりの対談を掲載しています。日々厳しい戦いに臨むアスリートの横顔もお楽しみください。

2025シーズン、StingersのS/Jリーグが閉幕

220日、S/Jリーグの戦いを終えて約1カ月。国内リーグの制覇、そして世界で活躍することを目指して日々練習に励むStingersの選手たちは、今どんな思いを抱えているのか。午後の練習を終えた選手たちが疲れを見せずに快く話を聞きかせてくれた。
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<相澤 桃李>1999629日生まれ、神奈川県厚木市出身。7歳からバドミントンを始め、バドミントンの名門・西武台千葉中・高校を卒業後、日本大学に進学。20224月にジェイテクトに入社。186㎝という長身を活かしたパワフルなスマッシュだけでなく、緩急を使ったスマッシュで相手を翻弄することも得意とする。そのスマッシュを武器に2023年度のS/Jリーグ初優勝の立役者となった。社会人になってからシングルスからダブルスに転向。Stingersの佐野大輔選手とのペアで2025年度の日本代表に選出。(20263月時点:男子ダブルス日本ランキング8位、世界ランク80位)

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<小川 翔悟>2001年1月4日生まれ、宮崎県宮崎市出身。9歳からバドミントンを始め、地元宮崎で力をつけ高校生の頃には全国選抜大会でダブルス3位入賞。法政大学に進学後はダブルス、シングルス、ミックスダブルスの3種目を器用にこなし、全日本学生選手権大会ではミックスダブルス優勝、ダブルス3位、シングルスはベスト8と3種目で力を見せつけた。卒業後は、2024、2025年度のシングルス日本代表に選出。社会人になってからウエイトトレーニングを積み、身体が大学の時と比べ、別人のように生まれ変わった。
得意なショットは筋肉スマッシュ。趣味は筋トレ。見てほしい部分は「誰よりも美しい腹筋」とのこと。(2026年3月時点:男子シングルス日本ランキング6位、世界ランク70位)

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<永渕 雄大>2002531日生まれ、佐賀県出身。6歳から競技を始め高校生の頃にはジュニアオリンピックカップで優勝。大学ではシングルスダブルス両方を器用にこなし全日本学生選手権大会ではシングルス3位入賞。そして20254月ジェイテクトに入社。5月のランキングサーキットでは格上選手を次々と倒し、ジェイテクト初のダブルス優勝。国内でその名を一気に轟かせた。得意なショットはロブや鉄壁のディフェンス。頭を使った器用なプレーやコンビネーション、ディフェンスには定評がある。(20263月時点:男子ダブルス日本ランキング13位、世界ランク132位)

悔しさの残る2025年シーズンを振り返る

ジェイテクトStingersS/Jリーグ2025年シーズンの戦いはブロック3位で終わった。
相澤は悔しさを噛みしめながらこう語った。「キャプテンとして23-24シーズン以来の優勝を目指していたので悔しさしかありません」。この悔しさの底には何があるのか、見事優勝を果たした2年前のシーズンとの違いを尋ねる。「第1ダブルスと第2ダブルスの違いは大きかったかもしれません」。2年目の選手として臨んだシーズンではシングルスの後に出場する第2ダブルス、今シーズンではシングルス戦前の第1ダブルスで出場したことに大きな差があったようだ。その違いについて、優勝を決めた試合のこと映像が流れているかのように鮮明に語りながら、相澤は優勝した翌シーズンからの違いを分析する。「優勝したシーズンではシングルスに西本選手がいて、自分はレギュラーシーズン後のプレイオフであるトップ4の準決勝と決勝に第2ダブルスで出場しました。11敗で自分たちに順番が回ってくるという試合展開は予見できていたので、自分たちが勝って試合を決めるという意気込みでパートナーの佐野選手と臨み、チームとして勝ち切ることができました。翌シーズンから第1ダブルスで出場することになったのですが、相手チームのエースペアと対戦することが増え白星を重ねることができなかったことが、トップ4出場を逃した要因だと考えています」。
画像5.jpg相澤の言葉に重ねて小川が今シーズンの山場を振り替える。「昨シーズンの3試合目がトップ4出場のかかるトナミ運輸戦でした。この山場で西本選手ではなく私が監督から起用されました。トナミ運輸には日本のエースダブルスの保木・小林、通称ホキコバがいるので、シングルスは絶対に落とせない1本だったんですけど、そこで負けてしまいました。トップ4に行けなかったのは自分の責任だと思っています」3試合のうち2試合を勝つことでチームの勝利となるS/Jリーグの戦い方についての難しさについて触れたうえで、自身の課題について小川はさらに振り返る。「あの試合では相手の攻めに耐えられなくなっていました。試合時間が長くなってどうしても体力面できついところがあって、最後はスピードが落ちてしまった。あそこをもう一度踏ん張れるように練習していきたいと思います」。

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入社1年目からStingersの一員として活躍した永渕にとってはどのようなシーズンだったのだろうか。「チームの戦力としての4回の出場することができました。勝負所はNTT戦とトナミ戦であることは監督やコーチにずっと言われてきました。そのNTT戦では上手くいかなくて、100%の力を出せずに終わってしまいました」とまずはルーキーながら多くの出場機会を得たことに誇りを示すも、悔しい敗戦への思いを吐露した。「NTT戦での課題を改善するために、客観的に自分達の試合の動画を改めて見直しました。自分のプレーを振り返り、どんな戦い方ができるかを考えてから、最終戦のトナミ戦を迎えました」。その結果はどうだったのか、尋ねることなく永渕は言葉を止めない。「トナミ戦のパフォーマンスは良かったです。でも、1年間課題としていた勝ちきれない部分が最後に出てしまって、結果的には負けてしまいましたが接戦には持ち込めたので、世界トップクラスの選手ともやりあえることがわかり自信になりました」充実の1年の中に残る課題、その課題は伸びしろであることを自認し、永渕は将来への成長を見据える。
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国内そして海外、挑戦は続く

今後の出場試合についてそれぞれの選手に尋ねるとまずは相澤が答えた。「3月末に開催されるベトナムインターナショナルチャレンジは半年ぶりの国際大会への出場なので、いいスタートが切れるようにダブルス、ミックスダブルス2種目での優勝を目指します。そして国内では5月に日本ランキング上位者が出場できる日本ランキングサーキットがあり、代表に返り咲くためにもここで優勝。昨年はチームメイトの小川永渕組に準々決勝で負けてしまったので、この悔しさも晴らしたいですね」日本代表への返り咲きに向けた高いモチベーションを伺わせる。

シングルスの小川はこう語る。「まずは足の疲労骨折を治して、5月の日本ランキングサーキットは優勝して代表に返り咲きにむけアピールしたいですね。チームとしてはS/Jリーグのトップ42年連続進出できていないのでそこをクリアして来年は優勝できるように。ダブルスもシングルも充実した戦力になってきていると思うので、自分がシングルスで出たら1本も落とさずに勝ってチームに貢献したいです」秋に開幕するシーズンに向けて早くも頼もしい発言が飛び出した。

社会人2年目となる永渕も自らの目標を設定し、自身を鼓舞する。「海外の試合でミックスダブルスとダブルスに出場するので、自分のやれる100%を出すことをまず目標にしたいです。勝つのはもちろん、そして強くなるために頑張りたい。ランキングサーキットでは、去年は勢いに乗って優勝できましたが、今年は力をつけて本物の優勝をしたいです」フロックではない勝利を、成長をして勝利を、実力をつけたいという貪欲な思いが言葉の端々からほとばしっていた。

相澤選手、小川選手、永渕選手、パーソナリティや試合スタイルはそれぞれ異なりますが、自身の成長とチームの勝利のために日々鍛錬されていることが伝わってきました。

後半パートではジェイテクトの広報課で勤務するジェイテクトStingers所属の増本康祐選手が進行を務めた和やかな選手座談会が続きます。
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