製品・技術
製品の使用による環境への影響は、製品の開発・設計段階と深く関わっています。企業は環境負荷を低減するため、資材調達からお客様の製品使用、廃棄までを見据え、環境に配慮した技術開発、再生利用・再資源化しやすい設計に取り組んでいく責任があります。ジェイテクトの製品・技術は、お客様の製品や製造プロセスの環境対策に結びつくものであり、製品・技術による環境貢献は大きいと考えます。そのため製品のライフサイクル全体を通じて環境性能向上に取り組み、地球温暖化防止や資源の有効活用など、環境負荷の低減に努めています。
主要な2017年度実績
環境負荷低減率
9%
ディスコネクト用
電磁クラッチの開発
環境負荷低減率
15%
Nano-Safetyの開発
資源使用量の削減
2.3t/年
制御機器削減による
電力・CO2削減
製品による
CO2削減貢献量
761千t

活動報告

環境対応製品対策部会による推進

環境対応製品対策部会では、国内グループ会社も含めて環境配慮型製品の開発を推進しています。開発・設計段階での技術革新によって、小型化・軽量化、効率化、使用原料や環境負荷物質の削減などを実現し、製品を通じた環境保全を世界規模で展開しています。

製品によるCO2削減貢献量

製品によるCO2削減貢献量を2020年度までに800千t以上を目指すという目標のもと、製品の効率改善に取り組んでいます。2017年度は761千tとなりました。
※製品による削減貢献量 はグローバルで算出した貢献量を単年度で表記。
※2016年度より削減貢献量の算出方法を一部変更しています。
評価方法について

製品の環境負荷低減効果を数値で評価できるように、環境効率の基本式を独自の指標として定めています。数値が高いほど環境負荷低減の効果が大きく、年度ごとに、より高い環境効率値を目標とし、その達成度を評価しながら製品開発に取り組んでいます。

●環境効率の基本式と環境効率値の算出
環境効率は、軽量化、小型化、省エネなどの度合いから算出される数値です。環境効率値は、評価する製品における環境効率を、基準とする製品の環境効率で割って算出します。
●環境負荷低減効果の算出
環境負荷低減効果は、環境負荷低減率を環境効率値より求めます。たとえば環境効率値が1.25であれば、その製品の環境負荷低減効果は20%となり、低減した環境負荷は、環境効率値の逆数として求められます。

3Rの取り組み

ジェイテクトでは、各事業本部やグループ会社一丸となって、各製品において軽量化、長寿命、小型化等のテーマを製品毎に目標設定し、環境設計活動を進めています。こうした設計段階からの創意工夫によって、ジェイテクトグループの製品は地球環境に貢献しています。

●3R
Reduce(リデュース:廃棄物の発生抑制)、Reuse(リユース:再使用)、Recycle(リサイクル:再資源化)の3つの語の頭文字から命名された廃棄物削減の優先順位の考え方。

主な実施内容
工作機械・メカトロ事業部

制御機器削減による電力・CO2削減

産業用制御機器においては複数のグローバルEthernet系通信(EtherNet/IP、PROFINET、EtherCAT等)が使われています。異なる通信系を使う場合、マスタとスレーブの間にゲートウェイを介しています。しかし、マスタ本体と別の通信ボードを持てば、その通信ボード用の電力が必要となります。そこで主要3通信系に対応した通信ボードを開発。 別体となるゲートウェイを削減することで消費電力4.8Wh(2.3t-CO2)の削減効果を得ることができました。

私のCSR
宗雲 裕昭ステアリング事業本部 技術企画部 技術企画室 第2企画グループ
環境ニーズに対応した製品開発に貢献します。
ジェイテクトの主力製品であるステアリング、特に電動パワーステアリング(EPS)は乗用車の省エネ、CO2削減の一翼を荷なっています。また、これらを大型車両/農業用/産業用機械などにも拡大を進めています。当部署は技術部門の統括役として、環境対応製品の対策活動をしており、製品のライフサイクル全体を通して、CO2削減や環境負荷物質削減の為に日々取り組んでいます。環境に対するニーズは今後益々増していきます。その期待に応えるべく更なる環境に配慮した製品を開発してまいります。