製品・技術
製品の使用による環境への影響は、製品の開発・設計段階と深く関わっています。企業は環境負荷を低減するため、資材調達からお客様の製品使用、廃棄までを見据え、環境に配慮した技術開発、再生利用・再資源化しやすい設計に取り組んでいく責任があります。ジェイテクトの製品・技術は、お客様の製品や製造プロセスの環境対策に結びつくものであり、製品・技術による環境貢献は大きいと考えます。そのため製品のライフサイクル全体を通じて環境性能向上に取り組み、地球温暖化防止や資源の有効活用など、環境負荷の低減に努めています。
主要な2018年度実績
環境負荷低減率 13.6% FCV水素供給システムの開発
環境負荷低減率 27% Nano-Safetyの開発
資源使用量の削減 従来構造比※で30%軽量化※トルクセンサハウジング部比 基盤Assy一体型樹脂センサーハウジング
製品によるCO2削減貢献量 816千t

活動報告

環境対応製品対策部会による推進

環境対応製品対策部会では、国内グループ会社も含めて環境配慮型製品の開発を推進しています。開発・設計段階での技術革新によって、小型化・軽量化、効率化、使用原料や環境負荷物質の削減などを実現し、製品を通じた環境保全を世界規模で展開しています。

製品によるCO2削減貢献量

製品によるCO2削減貢献量を2020年度までに800千t以上を目指すという目標のもと、製品の効率改善に取り組んでいます。2018年度は816千tとなりました。
※製品による削減貢献量 はグローバルで算出した貢献量を単年度で表記。
※2016年度より削減貢献量の算出方法を一部変更しています。
評価方法について

製品の環境負荷低減効果を数値で評価できるように、環境効率の基本式を独自の指標として定めています。数値が高いほど環境負荷低減の効果が大きく、年度ごとに、より高い環境効率値を目標とし、その達成度を評価しながら製品開発に取り組んでいます。

●環境効率の基本式と環境効率値の算出
環境効率は、軽量化、小型化、省エネなどの度合いから算出される数値です。環境効率値は、評価する製品における環境効率を、基準とする製品の環境効率で割って算出します。
●環境負荷低減効果の算出
環境負荷低減効果は、環境負荷低減率を環境効率値より求めます。たとえば環境効率値が1.25であれば、その製品の環境負荷低減効果は20%となり、低減した環境負荷は、環境効率値の逆数として求められます。

3Rの取り組み

ジェイテクトでは、各事業本部やグループ会社一丸となって、各製品において軽量化、長寿命、小型化等のテーマを製品毎に目標設定し、環境設計活動を進めています。こうした設計段階からの創意工夫によって、ジェイテクトグループの製品は地球環境に貢献しています。

●3R
Reduce(リデュース:廃棄物の発生抑制)、Reuse(リユース:再使用)、Recycle(リサイクル:再資源化)の3つの語の頭文字から命名された廃棄物削減の優先順位の考え方。

主な実施内容
国内グループ会社:株式会社CNK

マグネットセパレータ MX-1000Aの開発による省スペース化、軽量化

現在のマグネットセパレータの最大処理流量は、500L/minまででしたが、今回ドラム径を大きくし接液距離を増やすことで捕集率を確保し、設置面積を抑えた最大1000L/min処理(MX-1000A)を開発することで、集中クーラントシステム(複数台の加工機に対し1台のクーラントシステム)で500L/min×2台を使用していたものに対して、設置面積を15.8%、重量を10.7%(1,413kg/年のCO2相当)低減することができました。

開発MX-1000A完成写真
私のCSR
榎 俊光駆動事業本部 技術企画部 駆動技術管理室
環境にやさしい製品開発
駆動事業本部では、FCVで使用される減圧弁やアイドルストップ用電動オイルポンプ、オンデマンド4WDを実現するITCC等、環境にやさしい製品を開発しております。その中で、私たちの部署は、開発部署が製品の開発を円滑に進めることが出来るように、日々の開発進捗、環境負荷物質の管理、開発ロードマップの策定等の運用、管理を行っております。現在、自動車業界では「100年に一度の大改革期」と言われ今後、CASE※1、MaaS※2が進む中、地球環境への貢献がますます求められてきます。私たちは、その期待に応えるため、さらなる新しい環境にやさしい製品を生み出せるよう、引き続き努めてまいりたいと思います。
※1:Connected(つながる)、Autonomous(自動走行)、Shared(共有)、Electric(電動)
※2:Mobility as a Service(=自動車などの移動手段を必要な時だけ料金を払ってサービスとして利用すること)