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お客様とともに

社会背景

ISO26000で「消費者課題」が中核主題の1つとして取りあげられ、GRIガイドライン第4版(G4)でも「製品責任」という項目が設けられているように、消費者の権利への意識が世界的に高まっています。また社会との持続可能な関わり方を価値創造プロセスに組み込むことが企業に求められる中、ステークホルダーとの対話がより重視される傾向にあります。

ジェイテクトの考え方

社会全体をお客様と捉えて

ジェイテクトはお客様に対して、より高品質な商品を提供する「サプライヤーとしての価値」の探求はもちろん、頼れる「パートナーとしての価値」を感じていただくことを目指しています。また、ジェイテクトの商品は、クルマ、鉄鋼、鉄道、航空、宇宙など、さまざまな産業で使用されており、社会や環境問題と広く深く関わっています。ジェイテクトは、その社会的責任を強く自覚し、直接お取引のあるお客様はもちろん、社会全体までもお客様と考え、常に技術と品質の向上に努めています。

品質方針と品質保証体制

「お客様第一」を念頭に品質方針を定め、さまざまな品質向上活動に取り組んでいます。また、この方針に基づいて品質保証体制を整備し、さらに改善しています。 2013年に品質方針の文言を一部変更。それまで「商品品質」としていた箇所を「設計品質、製造品質」とより具体的な表現に変更しました。設計と製造、それぞれの段階における品質を追求することが、商品品質全体の向上と、お客様からの信頼獲得につながると考えています。

品質方針
私たちは品質第一に徹し、お客様の信頼と満足を得る魅力ある商品を提供する。

  • お客様の立場に立った判断とスピードある行動
  • 全員の創意と工夫による設計品質、製造品質のつくり込み

品質保証体制

品質保証体制

2017年度の主な活動

[ 品質 ]

重要品質問題の根絶に向けて

品質保証本部を中心に、重要品質問題の根絶を目指しています。フロアマネジメント(日常管理・変化点管理・異常処置)のあるべき姿を確立。維持向上や、サプライチェーンを通じた品質向上に取り組んでいます。

QG(※1)-20活動(マイルストーン管理)を実施

企画から、開発、設計、生産準備、生産に至る各段階において20の節目(マイルストーン)管理会議を実施。要求品質を確実に商品へ反映させています。

※1 QG Quality Gatesの略。

EDER(※2)活動の強化

お客様の立場に立って、いち早く市場問題を発見し、速やかな原因究明、対策検討、市場展開を目指す、EDER活動に取り組んでいます。

※2 EDER 早期発見・早期解決を意味する、Early Detection Early Resolution の略。

定期審査を通じて改善

第三者機関による審査を経た品質マネジメントシステム認証取得を積極的に推進。年1〜2回の定期審査を通じて品質管理の仕組みを常に改善し続けています。

主な取得済み認証

  • ISO9001(品質マネジメントシステムの国際規格)
  • IATF16949(自動車産業向け品質マネジメントシステム)
  • JIS Q 9100(航空宇宙産業向け品質マネジメントシステム)
風土改革とお客様満足度向上への取り組み

ジェイテクトでは毎年5月と11月を品質月間と定め、品質に対する意識高揚を図ることを目的に、ポスター・品質標語の募集・掲出や、改善に向けた各部署における討議など、さまざまな活動を実施しています。

品質月間ポスター

お客様各社から表彰

さまざまな品質向上活動の成果として、ジェイテクトはお客様各社から賞をいただいています。

2017年度の主な表彰

お客様名 表彰名 受賞企業
いすゞ自動車 2017年度品質達成賞 株式会社ジェイテクト
ヤマハ発動機 グローバル品質優秀賞 株式会社ジェイテクト
愛知機械工業 品質優秀賞 株式会社ジェイテクト

[ コミュニケーション ]

お客様満足度調査の実施

主要顧客を中心に毎年行う満足度調査を2016年度も実施。①品質、②デリバリー、③技術対応力、④コスト対応力、⑤技術・営業サービスの5項目の満足度が向上するよう、浮かびあがった課題を全社で共有し、より早く的確に解決するよう努めています。

「東京モーターショー」

2017年10月27日~11月5日に、東京ビッグサイトにて開催された東京モーターショー2017に出展。
今回は、「思い通りって、楽しい」をテーマとして、ステアリング・駆動・軸受の技術で、クルマ社会の発展に貢献するジェイテクトの姿を紹介しました。
ジェイテクトの歴史(Tradition)、現在(Innovation)、未来(Dream)について、JGOGGLE2など、参加型のコンテンツで将来技術を体感いただける展示は、多くの方にご好評をいただきました。

JTEKTブース
JTEKTブース

来場者でにぎわうブース
来場者でにぎわうブース

また、当社東京ジェイテクトビル1Fにあるショールーム JTEKT ROOM Ginzaをサテライト会場として、「Mobiverse(※)~未来のモビリティの可能性」を開催。多摩美術大学のデザインチームがクルマの「曲がる」の意味を思索。美術大学ならではのアイデアでジェイテクトが持つ技術の将来の可能性を表現しました。

※ Mobiverse Mobility と Universeを合わせた造語

ヒューチャー・コンセプト・ビークル
ヒューチャー・コンセプト・ビークル

未来のモビリティのイメージ
未来のモビリティのイメージ

「ダ・ヴィンチ展」

2017年11月28日~2018年1月31日に、「JTEKT ROOM Ginza」において、特別企画「レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた夢とジェイテクトの技術展」を開催しました。
500年前にレオナルドが手稿に残したアイデアや思想が、現在の当社でどのように実現されているか、軸受・ステアリング・工作機械に分けてパネルと現物でご紹介しました。
JTEKT ROOM Ginzaでの3回目となる今回のダ・ヴィンチ展では、大阪大学浅田教授の下で作られた「ダ・ヴィンチアンドロイド」もデモ展示し、その表情や動きのリアルさが話題を呼びました。

軸受の再現模型
軸受の再現模型

自走車の再現模型
自走車の再現模型

ダ・ヴィンチ アンドロイド
ダ・ヴィンチ アンドロイド

新企業広告展開等による社名認知の向上

「歴史ある若い会社」であり、「世界に誇るNo.1&Only One製品を持つ」ジェイテクトをより広く知っていただくために、会社や製品の歴史と、若い会社としての先進性を象徴的に表現したTVCMを制作し2017年4月より放映しました。

TVCMイメージ
TVCMイメージ

TVCMイメージ
TVCMイメージ

また、当社の旋回座軸受が、東京外かく環状道路のトンネル建設用シールド掘進機のカッター回転部に採用されたことを機に、新聞広告を出稿、国内最大級の軸受においても、苛酷な環境で高精度な回転を支える確固たる技術の高さと、国内では唯一当社のみが製造できる独自性を訴求しました。

新聞広告
新聞広告

さらに、2019年定期採用に向けたリクルート活動が本格化する2018年2月からは、企業キャンペーンを一新し、リクルート学生をはじめ、一般の方にも広く社名を認知していただくとともに、ジェイテクトをより良く理解していただくことを目指しています。
広く親しみやすさと共感を持っていただけるように、若手女優の髙橋ひかるさんを起用し、「兄よ、ジェイテクトって大丈夫。」というキャッチコピーのもと、就職活動中の兄を心配する妹が、今まで知らなかったジェイテクトのすごさを知り、理解し安心していくことを表現しました。
TVCMや新聞広告で、印象的な表現によって社名認知度の向上を図るとともに、広告だけでは伝えられない、ジェイテクトの事業の幅広さや具体的な製品の優位性については、ウェブサイトに誘引し、業容理解を進めてもらうことを狙っています。

その結果、2017年4月に23.3%だった社名認知度は24.4%に向上しました。

新聞広告
新聞広告

TVCMイメージ
TVCMイメージ

社名認知度の推移
社名認知度の推移

秋田県に自動車部品向けソフトウェア開発拠点設立

2017年11月に、秋田県に自動車部品向けソフトウェア開発拠点として、『ジェイテクトIT開発センター秋田』を設立しました。高度運転支援、自動運転化への対応が急務となっている自動車市場において、当社でもステアリングシステムや駆動系部品の、より高度なソフトウェア開発を進めるにあたり、電子制御関連の技術者人材の確保が重要となっています。そこで、優秀な人材を輩出されており、また県外に流出した人材に地元への就業機会創出を「Aターンプロジェクト(※)」として推進されている秋田県に、新たに拠点を設立しました。
今後も、秋田県の地元企業として、雇用の創出と人材の育成を推進し、地方創生への貢献を進め、秋田から世界への発信を目指して、地元の皆さんとも協力してまいります。

開所式の様子
開所式の様子

※ Aターンプロジェクト 首都圏など県外就業者に対して、県内就職情報の提供などを行い、秋田県内での就業を促進する取組み。秋田県が平成3年から取組み。