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2021年

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News Release

2021年03月31日

X線画像診断装置用X線管軸受ユニットの開発
~低騒音・低トルク化の実現~

株式会社ジェイテクト(以下ジェイテクト)は、医療用X線画像診断装置の一般撮影用装置に使われるX線管軸受ユニットにおいて、従来より低騒音・低トルク化を実現し、2022年を目途に量産を開始いたします。 これにより、国内外の医療現場で患者様や医療関係者の方々のストレスの低減、作業性の向上に貢献してまいります。

製品写真

【製品写真】

1.開発の背景

 

X線管は、医療用X線画像診断装置においてX線を発生させるために必要となる部品一つです。その中にX線管軸受ユニットが使用されており、X線管の中で高速で回転しています。
 X線画像診断装置においてはいかに静かに稼働させるかが課題となっています。静粛性が向上することで患者様や医療関係者の方々のストレスを低減することができます。
 このとこからX線画像診断装置の中の部品の一つであるX線管軸受ユニットにも静粛性が求められています。

また、バッテリー駆動の回診用(移動用)X線画像診断装置においては、省電力であることに加え、作業性向上のニーズがあります。
 これらのニーズに対し、X線管軸受ユニットにおいては低騒音であることに加え、回転トルクが小さいことが重要となります。これは従来設計の軸受では対応できない領域でした。

ジェイテクトでは1995年よりX線管軸受ユニットを開発・製造しており、CT市場をはじめ、多くの医療現場での実績を積み重ねてまいりました。こうした経験をもとに、この度一般撮影用装置のさらなる低騒音化とバッテリー駆動の装置の省電力化に貢献すべく、低騒音かつ低トルクのX線管軸受ユニットを開発しました。

2.開発品の特長

 

・X線管軸受ユニット全体の大きさは変えずに、軸受の内部設計を見直し

・潤滑膜の成分、膜厚を見直し

これらの見直しにより、低振動かつ低トルクを実現
※振動は軸受の騒音の代替特性として用いた

図1 サンプル品での実験結果

【図1 サンプル品での実験結果】

3.目標販売計画

 

【量産開始】 2022年

【売上】   50百万円/年

【販売先】  X線管球メーカー

【製造工場】 四国工場(徳島)


ジェイテクトは、軸受事業のブランド「Koyo」において、「Key of your operation」を掲げ、お客様とともに課題を解決し、嬉しさを提供するパートナーとして、様々な環境に適応する軸受を提供し、あらゆる産業に貢献してまいります。