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低炭素社会の構築
2016年11月、地球温暖化対策の新しい国際ルール「パリ協定」が発効されました。世界共通の長期目標として、地球平均気温の上昇幅を産業革命前と比較して2℃より十分低く保つとともに、1.5℃に押さえるよう努力することが求められおり、今世紀後半には温室効果ガスの排出を実質ゼロにすることも明記。企業においても直接的・間接的なCO2排出を削減する一層の取り組みが必要となっています。ジェイテクトでは国内外グループ全社工場で、製品の設計から納入までの全プロセスにわたる省エネ化や物流改善再生可能エネルギーの利用促進を推進しています。
主要な2017年度実績
生産におけるCO2排出量
(単独)
140.3t/億円
(10.1%減)
生産におけるCO2排出量
(グローバル)
155.7t/億円
(9.6%減)
物流におけるCO2排出量
1.99t/億円
(11.6%削減)
再生可能エネルギー導入量
9,026kW
(累計)

活動報告

生産におけるCO2排出量削減

単独
ジェイテクトではCO2排出量原単位を2020年度までに2008年度比で15%削減する目標を設定し活動しています。2017年度は前年比で生産量が2%増加したのに対して、CO2排出量はほぼ同等となり、CO2排出量原単位は2008年度比で10.1%まで改善しました。
CO2排出量
226,670t-CO2
内製生産高当たり排出量
140.3t/億円(10.1%減)
生産におけるCO2排出量・原単位推移
CO2排出量
CO2排出量 原単位
グローバル
ジェイテクトでは国内外のグループ会社も含めたCO2排出量削減に取り組んでいます。2017年度のCO2排出原単位は2012年度比で9.7%削減し、2017年度目標を達成することができました。
内製生産高当たり排出量
155.7t/億円(9.6%減)
グローバルCO2排出量・原単位推移
CO2排出量
CO2排出量 原単位

「環境チャレンジ2050」実現への取り組み

「環境チャレンジ2050」に掲げた目標達成に向け、第1ステップとして策定された「2020年度環境行動計画」に基づき、各種省エネ対策を推進しています。

1.照明器具のLED化

ジェイテクトでは、工場建屋における照明器具のLED化を推進しており、2017年度は全社で約10,000台実施し、2018年度は3,000台を予定しています。

2.原動力設備の高効率化

2017年度はポンプ、送風設備等の高効率並びにインバーター化により、470t-CO2の削減を実施しました。また、エアー供給、コンプレッサーの改善により676t-CO2の削減を実施しました。

主な実施内容
国内工場:花園工場

コンプレッサーの吸気改善

消費エネルギーの15%を占めるコンプレッサーの省エネ対策をはかるべく、水の気化熱により吸入温度を下げる装置「クールファン」を取付。外気マイナス4℃の吸入とすることができるようになり、コンプレッサーの圧縮効率を向上させました。

主な実施内容
太陽光発電(JTC:タイ)

省エネ診断エネルギー見える化の取り組み

新たな省エネアイテムの創出や省エネ診断の出来る人材育成を目的に、東京、岡崎、豊橋の3工場でパナソニック環境エンジニアリング殿の協力の下、省エネ診断を実施しました。2018年度も引き続き、3工場の診断を実施する予定です。また2016年度から推進しているエネルギーの見える化は、全工場で主要1,500ラインに電力測定機器を設置完了し、運用を始めました。2018年度は、見える化による省エネ活動の早期定着を目指し、表彰制度を取り入れた運用を開始します。

再生可能エネルギーの導入

2017年、タイのJTCとJATHでは、それぞれ3,872kWと480kWの太陽光発電システムを導入しました。これにより2社合わせて電力使用量の6.7%を再生可能エネルギーでカバーし、年間3,790tのCO2排出量を削減できる見込みです。また、ジェイテクト単体では、これまで685kWの再生可能エネルギーを導入し、グループ全体では9,026kWとなりました。2018年度も日本と中国で太陽光発電システムの導入を進め、CO2排出量の極小化に向け、積極的に取り組んでいきます。

主な実施内容
海外グループ会社:WKB、KNBW(中国)
太陽光発電(WKB:中国)

太陽光発電の導入

2018年3月、中国の無錫にあるWKBとKNBWの2工場で、それぞれ612kWと1,426.8kWの太陽光発電システムを設置しました。本システムは2017年7月から準備を進め、2018年7月中旬からの運用開始を予定しています。この取り組みは環境保護と工場におけるエネルギー使用量削減を目的とし、自治体の支援を得て実現に至りました。本システムでは、年間2,880tのCO2排出量を削減できる見込みで、特に夏季のエネルギー消費量の削減を期待しています。

私のCSR
Ma Xiao (KNBW)、Shan Chao (WKB)、Zhang Xing Yun (JCC : 中国)
※右から順に
太陽光発電導入プロジェクトの取り組み
本プロジェクトは、様々なケースについて継続的に比較・検討を行い、1年以上かけて進めました。プロジェクトでは、行政との連絡や、設備の導入・運用・維持における問題解決など、実用化に向けて様々な課題に直面しましたが、これからも環境汚染や近隣住民への環境影響についても意識・配慮を怠ることなく、全てのプロジェクトに対して環境影響評価を行い、環境影響の軽減と改善を図っていきます。なお、太陽光発電で得たエネルギーは全量工場での使用を予定しています。

生産技術革新によるCO2削減の取り組み

2020年度CO2削減目標(2008年度比15%削減)に向けて、生産技術革新による生産性向上・CO2削減を行っています。2017年度は、「モノづくり ∝ エネルギー・CO2量」(モノづくりとエネルギーは比例する)を活動指針に、新設・改造すべての生産工程のCO2削減に取り組みました。
主な実施内容

高速浸炭炉の開発

ジェイテクトでは、2017年度新たに高速浸炭炉を開発しました。本設備は急速均一加熱、高速浸炭によるリードタイム短縮や放熱ロス、排ガスミニマム化等で熱エネルギーロスを低減し、従来の浸炭炉と比較し、CO2原単位▲40%を見込んでいます。

物流におけるCO2排出量削減

ジェイテクトでは、四国地区から関東地区へのトラック輸送のJR化(モーダルシフト)を2017年度の主な取り組みとして、CO2排出量原単位を1.99t/億円と前年比で排出量を約3%削減しました。2018年度もJR化(モーダルシフト)の拡大及び通常トラックのフルトレーラー化やフォークリフトの電動化の継続推進でCO2の削減に取り組みます。
モーダルシフト
大型トラックなどによる貨物の輸送を、鉄道や船舶による輸送に転換すること
売上高当たり排出量
1.99t/億円(前年比 約3%削減)
物流におけるCO2排出量・原単位推移
CO2排出量
CO2排出量 原単位
モーダルシフトの推進
ジェイテクトでは、2017年度に四国地区の工場から関東地区へのトラック輸送をJR化(モーダルシフト)することで245t/年のCO2排出量の削減を実施しました。2018年度はJR化(モーダルシフト)拡大とフルトレーラーの導入検討を推進していきます。
フォークリフトのバッテリー化推進
バッテリー載せ替え型フォークリフト

ジェイテクトでは、2017年度に物流車両(リフト)のバッテリー化推進により44t/年のCO2排出量の削減を実施しました。
2018年度も物流車両(リフト)の更新に当たりバッテリー化を引き続き推進していきます。

環境・安全会議の開催
ジェイテクトでは、2017年度に2016年度から引き続き、関東、中部、関西の3物流センターで運送業者を集めて、油漏れ点検の充実、深夜早朝の荷役音への注意などについて現場で意見交換を行いました。
環境・安全会議