No.1023 2026技術資産が支える製品の進化特集号 自己治癒力を有する超低摩擦システムの創成ー基礎研究と社会実装のつなぎ目ー |
| カテゴリー | 寄稿 |
|---|---|
| 筆者 | 東北大学 大学院工学研究科 機械機能創成専攻 教授 足立幸志 |
| 要旨 | 基礎研究の成果を実機へ適用する社会実装において,システムの応答特性である摩擦・摩耗領域ではモデル実験と実機での現象の乖離が大きな課題となる.本稿では,このギャップを打開するアプローチとして「自己治癒力を有する超低摩擦システム」の意義と可能性を提示する.摩擦初期のなじみ過程におけるトライボ化学反応を制御し,低摩擦界面を自ら継続的に形成する技術は,固体潤滑による低摩擦と耐久性のトレードオフも克服する.摩擦エネルギーを利用して界面を自己治癒し続ける技術は,「摩耗=寿命」という従来の常識を覆す革新的な機械システムの創成につながるものである. |
| キーワード | なじみ,トライボ化学反応,自己治癒力,超低摩擦 |
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